担任する学年って、どうやって決まるの?
先生たちの希望と校長の判断
子どもの担任の先生が決まったとき、こんなことを思ったことはありませんか?
「なんであの先生が1年生なんだろう?」「去年6年担任だった先生、今年は3年生になったんだ」
実は先生たちも毎年春、自分がどの学年を担任するのかをドキドキしながら待っています。
夫(小学校教師)に聞いてみたら、いろいろ教えてくれました。
「担任学年って、自分でも直前まで分からないんだよね。ドキドキするよ、毎年。」
学年決定の仕組み
① まず先生が「希望票」を提出する
学年末になると、各先生は管理職(教頭・校長)に希望する学年を記入した希望票を提出します。
「来年は3年生を担任したい」「高学年を希望します」といった形で意思表示をする、というわけ。
② 最終決定は校長がする
希望票はあくまでも「希望」。最終的なクラス編成と担任の決定権は校長にあります。
新年度に向けて、学校全体のバランスや子どもたちの状況をもとに慎重に検討されます
希望が通ることもあれば、全然違う学年になることもある。夫いわく「希望を出しても、ぜんぜん違う学年になることは普通にある。」とのこと。
全ては学校全体のバランスと、校長の総合的な判断で決まります。
「一任します」と書く先生もいる
希望票には、あえて希望学年を書かずに**「校長に一任します」と書く先生**も少なくないそうです。
理由はいろいろあって——
- どの学年でも対応できる自信がある
- 学校の都合を最優先したい
- 希望を主張することに抵抗がある
夫によると、経験を積んだ先生ほど「一任します」と書く傾向があるとか。それはそれで、学校への信頼と貢献意欲の表れでもあります。
経験を積んだ先生ほど「一任します」と書く傾向も。それは学校への信頼と、貢献意欲の表れかもしれません
学年決定で考慮されること
ベテランと若手のバランス、得意分野、昨年度の負担なども考えながら決定されます
先生の性別バランス
担任の男女構成も考慮されます。特に高学年では、男性・女性の先生がバランスよく配置されるよう調整することが多いそうです。
経験年数と担当学年
先生の経験年数によって、担当しやすい学年の傾向があります。
初任者(新卒)の先生は、一般的に2〜4年生を担当することが多いそうです。理由は後ほど説明しますが、1年生・高学年はそれぞれ独自の難しさがあるため、まずは中学年で経験を積むことが多いとのこと。
小さな子どもがいる先生の傾向
育児中の先生(特に子どもが小さい時期)は、2〜4年生を希望することが多く、そうなりやすい傾向があるそうです。
理由は単純で、1年生・高学年は残業や行事の負担が大きいから。育児との両立を考えると、比較的落ち着いた中学年が現実的な選択になります。
担任だけでなく、学年全体で情報共有し、チームとして1年間を支えていきます
実は大変な学年がある
1年生は「特別な大変さ」がある
1年生の担任は、小学校生活のすべてをゼロから教えるという意味で、経験豊富な先生が担当することが多いです。
- トイレの使い方から教える
- 給食の食べ方・並び方から指導する
- 泣いている子・不安な子への対応が毎日続く
- 保護者との連絡も特に密になる
夫いわく「1年生の担任は、体力も精神力も本当に使う。」とのこと。かわいいけれど、それだけに大変さも格別なんだそうです。
高学年(5・6年生)は「重さ」が違う
5・6年生の担任は、やはり経験豊富な先生が担当することが多いです。
- 反抗期・思春期の子どもへの対応
- 人間関係のトラブルが複雑になる
- 委員会・クラブ・修学旅行などの行事が多い
- 保護者からの要望・意見も厳しくなりやすい
「高学年、特に6年生の担任は、やりがいはあるけどプレッシャーも大きい。」と夫は話します。
卒業式まで責任を持って送り出す、という重みも他の学年とは違います。
中学年(2〜4年生)が「安定ゾーン」と言われる理由
2〜4年生は、1年生・高学年と比べると比較的落ち着いて担任できる学年とされています。
- 学校生活に慣れていて基本的なことは自分でできる
- 思春期にはまだ入っていない
- 行事の負担が高学年ほど多くない
だから初任者や育児中の先生が希望しやすく、なりやすい。とはいえ「楽」ということは決してなく、それぞれの学年に合った難しさがあります。
まとめ
- 先生は希望票を出すが、最終決定は校長
- 希望が通らないことも普通にある
- 「一任します」と書く先生も少なくない
- 男女のバランスや経験年数も考慮される
- 初任者・育児中の先生は中学年になりやすい
- 1年生・高学年は経験豊富な先生が担うことが多い
それぞれの思いを胸に、子どもたちと笑顔あふれる1年をつくっていきます
「なんでこの先生がうちのクラスに?」と思うことがあっても、その裏にはいろんな事情と校長の判断があります。
どの学年の先生も、それぞれのプレッシャーと向き合いながら担任を務めています。そう思うと、ちょっと見え方が変わってくるかもしれませんね😊